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rinjin13.jpg

2004年日本
監督:井上靖雄 
出演:中村獅童/小栗旬/新井浩文/吉村由美/石井智也/松本実

かつていじめられっ子だった小栗旬演じる村崎十三
小学生の時にさんざんいじめられた相手
新井浩文演じる赤井トール
高校時代を通して暴走族のヘッドとして
あらゆる悪事を働いてきた赤井だが
結婚して大工として働き始め今では幼い息子もいる
だが十三は今でも赤井へ復讐する機会をずっと狙ってきた
その日々が、十三の中に別人格を生み出していた…


冒頭四角い部屋の中に全裸の小栗旬がいる
傷だらけで汗びっしょりでうめき声を上げている
その部屋が外側から写される
モノクロで荒れた地にぽつんと建つ小さな小屋
そこへ中村獅童演じる13号がやってくる
おもしろい描写だ、わかりやすくもある

この映画の原作は人気漫画家・井上三太氏の初期の作品だそうだ
麒麟がレンタルしてきたこの映画
恥ずかしいことに題名こそ知っていたが
こんな2重人格の話だということすら知らなかった
途中までは良かった
映像もなかなかグロテスクである
中村獅童の切れた演技も冴えている
メイクも手伝って思いきり不気味だ
中村獅童曰くファンには絶対観て欲しくない映画だそうだ
邦画もなかなかやってくれるじゃん、何て思っていた

だけどさ、弱い者いじめされていて結局弱い者相手かよ
子を持つ親として卑怯さだけが目につく
十三をいじめていた赤井にはとことん復讐すればいい
昔は悪さをしていたが今は立派に親してますなんて
いじめられた側からすればけっ・・てな話しである
一番大事なものを奪いたい気持ちはわかるが子供じゃ救いがない

・・・何て思っていたらまた時間軸が遡る
赤井が謝ったために小学生に戻り十三は卒業写真に参加する
舞台となったアパート平和荘が取り壊される
その前を笑いながら通り過ぎる赤井と十三
この映画の本当の意味が見えてくる・・が若干わかりづらいところが難点か
描きたかったのは心の葛藤なのか

取り壊される平和荘の窓から覗く不気味な13号
誰にでも現れる可能性を秘めている

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