ニューヨーク、アイラブユー

2008年／フランス・アメリカ
監督:チアン・ウェン／ミーラー・ナーイル
　 　岩井俊二/イヴァン・アタル/ブレット・ラトナー
     アレン・ヒューズ/シェカール・カプール
     ナタリー・ポートマン/ファティ・アキン
     ジョシュア・マーストン/ランディ・バルスマイヤー
出演：ヘイデン・クリステンセン／アンディ・ガルシア
　　　ナタリー・ポートマン／オーランド・ブルーム
　　　クリスティーナ・リッチ／クリス・クーパー
　　　スー・チー他

「パリ、ジュテーム」のプロデューサー
エマニュエル・ベンビイが都市をテーマに描く
オムニバス映画の第2弾
世界各国10人の監督がニューヨークを舞台に
10編の愛の物語をそれぞれの表現で描き出していく
そしてランディ・バルスマイヤーが11人目の
監督としてそれぞれのエピソードを繋げていく群像劇

札幌では狸小路の「シアター・キノ」で上映してくれた
途中配給会社の倒産なんかもありやきもきさせてくれた作品
オムニバスと言うより10個のお話が繋がりを見せて
群像劇と言った方がぴったりくる
イエローキャブとビデオのシーンで繋いでいく物語
違うお話の出演者がべつのお話に出てきたりと
なかなか趣向をこらしている

大都会の孤独な男と女の駆け引き
いろいろな愛の形を魅せてくれる
ニューヨークは決して美しい街じゃないのに
どうして人々はニューヨークに憧れるんだろう
さまざまな人種の坩堝ソーホーの小汚い路地
猥雑にからまる大人の恋愛を巧く醸し出してた
オープニングから音楽も映像もお洒落で
私はとても楽しめた

日本からは岩井俊二監督がオーリとクリスティーナで
メガホンを取っている、とてもキュートな作品
穴の開いたよれよれのシャツを着ててもかっこいいしｗ
ストーリー的に心に残ったのが
中年倦怠期夫婦のお話・・・
相手にもっと関心を持たなきゃだめなのね（笑）

次回作は上海だそうです