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2006年アメリカ
監督:ジェイソン・ライトマン
出演:アーロン・エッカート/マリア・ベロ/アダム・ブロディ
サム・エリオット/ケイティ・ホームズ/ロブ・ロウ
アーロン・エッカート演じるニック・ネイラーは
タバコ研究アカデミーのスポークスマン
世論やマスコミからバッシングされ続ける
タバコ業界の宣伝マンだ
その巧みな話術で相手を翻弄する理論のすり替えテクニックから
情報操作の王という異名をとるつわものだ
タバコ法案を掲げる上院議員をやり込めハリウッドも巻き込み
大活躍のニック・ネイラーだったが思わぬ落とし穴が・・・
軽快な音楽と共に始まるこの映画、もちろん歌詞も皮肉たっぷりだ
ブラック・ユーモアたっぷりで全編くすくすと笑わせてくれる
軽快で痛快なネイラーの喋りに観ているこちらまで翻弄される
何せ今や煙草は人類の敵とまでなっている風潮ですから
それを擁護するのも大変だ、当然いろいろ攻撃もされる
しかし自分の主張を押し通すのではなく
相手の弱みにつけこむディベート術、理論のすり替えと言う奴である
そんな父親を尊敬する息子には正面から向き合いたいネイラーは
仕事にも息子を連れて歩く
監督はゴーストバスターズなどのアイバン・ライトマンの息子だそうだ
映画の小ネタも随所に散りばめられていて楽しい
今現在の風潮でこの映画、すばらしいのはやはり脚本だろう
禁煙派の味方もしなければ喫煙派の味方もしない
全編通して一定のスタンスを置いている
チラシやタイトルロールには煙草を使っているが
映画の中での喫煙場面は一切ない
情報操作の危険を匂わせながらそれでも「選択する自由」が
大切であるというテーマが浮かび上がってくる
登場するキャラクター達も一人として無駄がない
ジェイソン・ライトマンはこれがデビュー作だと言うから驚きだ
ウィットに富んだ台詞やカメラワークにもセンスを感じる
これからが楽しみな監督さんだ
何がおもしろいって酒と銃器のロビイストの三人と愚痴を言い合う会合だ
この三人には変な絆を感じてしまう
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