ダーク・ウォーター

2004年/アメリカ
原作:鈴木光司
監督:ウォルター・サレス 
出演:ジェニファー・コネリー/アリエル・ゲイド
     ジョン・C・ライリー/ティム・ロス
     パーラ・ヘイニー＝ジャーディン
　　 カムリン・マンハイム/ダグレイ・スコット

ニューヨーク
離婚調停中のジェニファー・コネリー演じる
ダリアとダグレイ・スコット演じる夫のカイルは
娘、アリエル・ゲイド演じるセシリアの
親権を争っている
ダリアは生活のため家賃の安いルーズベルト島の
古びたアパートへセシリアと共に引っ越すが・・・

鈴木光司原作、中田秀夫監督の
「仄暗い水の底から」のリメイク
引っ越し先のアパートで直面する恐怖を描くホラー

「仄暗い水の底から」は本では読みましたが
映画は未見です
ホラー映画なんだけど単なるホラーとはちょっと違います
舞台はニューヨークのすぐ隣ルーズベルト島
古いアパート郡が連なる水に囲まれた島
立地条件は抜群ですね
ニューヨークの華やかさとは雲泥の差
窓から見えるマンハッタンはほんの少しだけ
視界に広がるのは古びたアパートの壁ばかり
毎日雨が降り続き舞台は完璧です

そんな舞台に立つジェニファー・コネリー
薄幸そうでとてもよかったです
過去のトラウマを抱えた偏頭痛持ちの神経質そうな
母親を娘への愛情はたっぷりに演じています
母親から憎まれて育ったダリア
自分は母親失格ではないだろうかという葛藤を抱え
それでも精一杯娘を愛し守ろうとする
ウォルター・サレス監督がホラー？と
ちょっと驚きましたが
やっぱり人間ドラマを魅せてくれました

脇役にもジョン・C・ライリーやティム・ロスなど
個性派を置き怪しい雰囲気を醸し出してます
娘のセシリアを演じたアリエル・ゲイドも
演技がとても自然で可愛かったですね
ラストは私自身母親として涙が溢れました